VEエポキシ樹脂防食システム ビルピットガード

特長

ビニールエステル樹脂FRPライニングに匹敵する優れた耐食性

特に通常の防食エポキシ樹脂では対応できない有機酸(酢酸・蟻酸・酪酸・乳酸・プロピオン酸)等に優れた耐食性を持ちます。

I 下水道事業団塗布型ライニング工法 品質規格 C種試験条件(10%硫酸水溶液 120日浸漬)
における他種材との耐食比較



II 有機酸に対する優れた耐食性
有機酸浸漬によるBPG33の重量変化率(%)

5% 蟻酸

浸漬日数 0 7 30 60 120
一般防食用
エポキシ樹脂
20℃ 0 0.73 1.56 2.18 2.89
40℃ 0 1.66 3.17 4 4.88
VEエポキシ樹脂
BPG33
20℃ 0 0.18 0.36 0.5 0.69
40℃ 0 0.46 0.89 1.13 1.33

5% プロピオン酸

浸漬日数 0 7 30 60 120
一般防食用
エポキシ樹脂
20℃ 0 0.6 1.21 1.67 2.22
40℃ 0 1.55 2.88 3.57 4.27
VEエポキシ樹脂
BPG33
20℃ 0 0.18 0.36 0.51 0.7
40℃ 0 0.49 0.91 1.16 1.36

5% 酢酸

浸漬日数 0 7 30 60 120
一般防食用
エポキシ樹脂
20℃ 0 0.26 0.56 0.79 1.11
40℃ 0 0.81 1.41 1.81 1.99
VEエポキシ樹脂
BPG33
20℃ 0 0.19 0.46 0.6 0.83
40℃ 0 0.47 0.87 1.1 1.25

5% 酪酸

浸漬日数 0 7 30 60 120
一般防食用
エポキシ樹脂
20℃ 0 2.45 3.84 4.74 5.57
40℃ 0 4.28 5.97 6.72 7.36
VEエポキシ樹脂
BPG33
20℃ 0 0.22 0.42 0.58 0.75
40℃ 0 0.71 1.13 1.4 1.55

III ビルピットガードBPG33の耐薬品性能

薬品名 濃度(%) BGP33
無機酸 硫酸 〜PH2
5
10
20
塩酸 5
10
20
硝酸 5
10
燐酸 5
10
30
クロム酸 5
10
30 ×
漂白剤 過酸化水素 30
次亜塩素酸ソーダ 0.5
塩素酸ナトリウム
ガス 亜鉛酸ガス
塩素(ドライ)
硫化水素
薬品名 濃度(%) BGP33
有機酸 蟻酸 10
酢酸 10
乳酸 10
酪酸 10
クエン酸 10
アルカリ 苛性


ソーダ
5
10
20
40
苛性カリ 10
40
アンモニア水 5
20
水酸化カルシウム 20
有機溶剤 トルエン 100
キシレン 100
エチルセロソネブ 100
アセトン 100 ×
メチルアルコール 100
エチルアルコール 100
塩化カルシュウム all
塩化ナトリウム all
塩化第一鉄 all
塩化第二鉄 all
亜硫酸ナトリウム all
◎:優 ○:良 △:弱い ×:悪い



ノンクロス仕様による工期短縮と作業性向上の経済効果

ビルピットガード防食システムではガラスクロスを積層することなく充分な防食性能を発揮することができる為、複雑な役物廻りの施工や狭所での施工で従来のガラスクロス入り工法に比べ大幅な工期の短縮が可能です。

工期比較例

D1種 200m壁換算




ハイブリッド仕様(防水防食仕様)

ケイ酸質系塗布防水仕様やポリマーセメント系塗膜防水仕様と組み合わせることにより、躯体外部からの背面水圧によるふくれや剥離を防ぐ防水・防食仕様と下地の亀裂を緩衝し防食層のひび割れを防ぐ防水・防食仕様と提案いたします。

背面水圧対応防水・防食仕様
躯体外部からの背面水圧によるふくれや剥離を防ぐ防水・防食仕様

下地亀裂緩衝防水・防食仕様
下地の亀裂を緩衝し防食層のひび割れを防ぐ防水・防食仕様

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確かな施工

日本セリノール防水事業協同組合による知識・技能向上と施工の標準化を目指した講習会を開催し、認定試験を行い合格者には『BPG防食専門技術者認定証』を発行し施工管理の充実を図っております。

ビルピットガード防蝕専門技術者認定証