一般に硬化したコンクリートの微細構造は下図のような構造を示し、多くの小さな空隙が存在しています。この中でもコンクリートの混練り水がセメント粒子の間に毛細管張力によって保持されて、そのまま残った空間である毛細管空隙が多くを占めています。 生じた毛細管空隙を水で満たしセリノールDSを塗布することで、コンクリート成分である消石灰から溶出したカルシウムイオンを含んだ水と、セリノールDSに含まれる化学活性物質から溶出したケイ酸カルシウムイオンが毛細管内で結合することで不溶性ケイ酸カルシウム針状または繊維状結晶が生成されコンクリート駆体内の微細な毛細管を充填し防水性能を発揮します。 |