ポリマーセメント系塗膜防水材 スーパーフレックスD2

特長と原理

スーパーフレックスD2の特長

有機溶剤を含まない水系の防水材料で、有機溶剤による中毒や火災の危険がありません。また臭いの発生が少ないので、地下や室内などの密閉された場所でも安全に施工できます。
再乳化しないアクリル樹脂を基材とした防水材で、耐水性に優れた防水層を形成します。したがって、トップコートや保護塗料を施工する必要はありません。(ただし耐薬性能が必要な場合は除きます。)
軽量な特殊粉体を用いることで、少ない使用量で塗膜厚を確保することが可能です。
湿度の高い環境になる、水槽や地下部においても、急速な水和反応硬化により、優れた施工性と硬化不良等の不具合を低減することが可能です。
急速な水和反応硬化により、塗布後約4時間(23℃,湿度60%)経過すると、水張りや降雨による塗膜の損傷がありません。




高湿度時の硬化特性
養生条件 初期硬化時間
温度 23℃ 湿度 50%
約4時間
温度 23℃ 湿度 50%
約5時間
温度 23℃ 湿度 50%
約9時間
硬化特性(温度 23℃ 湿度 60%)
完全硬化時間
約24時間
水張り可能時間
約4時間
歩行可能時間
約4時間
次工程被覆可能時間
約90分
タイル被覆可能時間
約4時間



スーパーフレックスEVの特長

スーパーフレックスEVは、確かな性能試験により品質形成されています。


塗布膜厚:2.0mm日本建築学会ポリマーセメント系塗膜防水工事施行指針(案)Aタイプ
試験項目 実測値 基準値
引張強さ (N/mu)
1.5 0.6以上
破断時の伸び率 (%)
250 100以上
ゼロスパンテンション伸び率 (mu)※1
標準 3.3 2.0以上
劣化処理後 加熱処理 3.1 1.5以上
アルカリ処理 3.7 1.5以上
付着強さ (N/mu) 標準 1.9 0.5以上
湿潤下地※2 1.8 0.5以上
劣化処理後 加熱処理 2.0 0.5以上
アルカリ処理 1.5 0.5以上
浸水処理 1.6 0.5以上
透 水 性 (水圧 0.29N/mu) 0.1
(漏水なし)
0.5以下
※1 ゼロスパンテンション伸び率 乾燥膜厚:1.5〜1.7mm試験期間:(財)建材試験センター
※2 24時間浸水後、表面付着水を拭き取ったモルタル下地

補強布を用いたポリマーセメント系塗膜防水層の品質

塗布膜厚:PA-2に準ずる
試験項目 実測値 基準値
ゼロスパンテンション伸び率 (mu)※1
標準 6.5 3.0以上
劣化処理後 加熱処理 4.0 2.0以上
アルカリ処理 4.9 2.0以上
付着強さ (N/mu) 標準 1.7 0.5以上

※1 ゼロスパンテンション伸び率 乾燥膜厚:1.5〜1.7mm試験期間:(財)建材試験センター

※上記性状および特性は代表値で、記載値を保証するものではありません。